昨今はWindowsにおいて、セキュリティソフトは要らないという話もある。時代は変わった物だ。
思えば私とノートン先生との付き合いも長い。私が2008年に初めて自分のパソコンを手にしたときからだから、もう13年になる。実家もノートン先生だったので、実際はもっと長い。こんなにお付き合いが長いソフトなんて、メモ帳とペイントぐらいしかなかろうか?
私がなんでノートン先生を選んだかに、特に理由はない。基本的に惰性である。
惰性で選び、惰性で使い続けてきたが、本日解約した。
というのも、私はデスクトップにあれこれアイコンを置くのが嫌いだからだ。「ゴミ箱」と、便利なショートカット(PowerShellを管理者権限で起動とか)を置いているぐらいで、後はすっからかんである。デスクトップのエントロピーは低く保っておきたい。
だというのに、コレ↓
削除をしてもPCを再起動する度に勝手にデスクトップにノートン インターネットセキュリティのショートカット アイコンが配置される。
今までこんなことはなかったのに、新しいPCを買い換えたところ、新しいPCでは消しても消しても、再起動する度に鎮座するという「セキュリティソフトがウィルス」的動作をしやがる。
設定項目を調べてみても、特にそのような設定項目が見当たらない。検索で「お前を消す方法」を調べても特に情報が出てこなかった。
サポートに聞いてみた
検索しても情報が得られないので、直接サポートからチャットをして質問をしてみた。得られた回答は以下である。
- リモートデスクトップで操作させろ(当然断る)
- 技術者に確認したところ、デスクトップに毎回ショートカットを作るのは仕様であり、止めることは出来ない
- どうしても嫌なら「隠しファイル」に設定しろ
- 他の解決方法はない
ふざけてるのか💢 拡張子と隠しファイルは表示するに決まってるだろ💢
何が仕様だ、馬鹿じゃねぇの?タスクトレイからアクセスできるんだから、デスクトップにアイコン置く必要ねぇだろ。
だというのに、ユーザーの望まぬ意図しない動作を、停止する手段もなく行うというのだから、これはもう兵庫県警(笑)か神奈川県警(呆)に通報すべき案件である。
どうせ勝手に裏側で動いたり、ファイルを作ったりしてるんだ。デスクトップに1つリンクを作るぐらい怒るなよって、冷静な私が突っ込んだが一瞬で棄却された。嫌なことは嫌である。これを無理矢理押し通すのが、私の根幹なのだ。ゴミがゴミであるアイデンティティに関わる。
だいたい、私たちは全員猥褻行為の生成物なのだから、わいせつ物陳列罪なんていらない、とはならない。要するに、見えるところでやるな、である。
2000年代の縄文時代ではノートン先生かマカフィーしか選択肢もなかったが、現代ではDefenderやヨーロッパ勢が台頭している。何も惰性でノートン野郎を使用する理由もない。
私はサポートチャットを終了すると共に、怒りにまかせて速攻で自動更新を停止したのだった。
それでも無理矢理使う
自動更新は停止したが、残念なことにノートン野郎のライセンスが来年4月まで残っている。
流石にライセンスがあるのに、使わないのも勿体ない。次の更新はありえないが、ライセンスが切れるまでは使うつもりだ。その後はDefenderだけにするのか、ESETとかを入れるのかは決めてないが。
さて、使うとは言ってもアイコンがデスクトップに表示されるのは精神衛生上非常によろしくない。何とかしよう。
ノートン野郎は C:\Users\Public\Desktop
にリンクを作成する。止める手段はない。ならば、書き込めなくしてやれば良い。どうせパブリックデスクトップなんて使わない。
前提条件
パブリックデスクトップを使わない人
手順
- 先ずは
C:\Users\Public\Desktop
の中を空にし、ノートンのリンクを削除する C:\Users\Public\Desktop
のプロパティを表示し、セキュリティタブを開く- 「編集(E)...」のボタンをクリックし、アクセス許可の画面を開く
- SystemとAdministratorsの権限から書き込み許可のチェックを外す
- OKを押して閉じる。プロパティ画面でもOKを押して閉じる
SystemとAdministratorsの両方から権限を奪わないと生成されてしまったので注意。
なお、C:\Users\Public\Desktop
を消せば良いじゃないかとやってみたが、これはWindowsによって次回起動時に勝手に作られるので意味がなかった。
しかし、これが各ユーザーのデスクトップではなく、パブリックデスクトップだったのは、最後の救いだったのだろう。ユーザーのデスクトップディレクトリに毎回出力されていたら、だいぶ困ったことになっていた。ただ、わざわざ仕様でこの様にしているのだ。ノートン野郎はユーザーの気分を害してでもこうしたい理由があるはずだ。回避をさせないために、なんらかの強硬手段に出る可能性はある。